春の訪れを感じる下田の名物詞「渓流釣り」。

2022.03.15

美しい清流のせせらぎとともに、3月1日解禁。

一面雪白景色に覆われた冬季が過ぎると、例年3月1日より五十嵐川や守門川を中心とした「渓流釣り」が解禁となります。まだ積雪の残る中、今年も解禁日を皮切りに多くの渓流釣りファンが足しげく訪れる姿が見られています。

渓流釣りとは、河川の上流域で釣りを楽しむこと。加えて、奥深い山中ならではの自然環境や風景なども堪能できるのが醍醐味だといいます。

残雪と釣り人達

餌、フライ、ルアー…釣法もさまざま。

ミミズやカワムシなど、餌釣りを主としてきた渓流釣り。最近では、フライフィッシングやルアー釣りなどを楽しむ人も多くなってきたそうです。渓流釣りで釣れるのは、イワナやヤマメなど水温の低い場所を好む魚。

フライフィッシングの様子

これらの魚は警戒心が強いのも特徴。川の中に入り、ポイントとなる箇所まで歩いて移動しながら釣るため、2~3回ほど失敗をすると、魚たちはたちまち姿を消してしまい、川幅の狭い渓流ではなおさらです。

ルアー釣りの様子

そんな用心深い魚たちが気を許す時というのが、釣り人の数の少ない朝晩はもちろん、意外な点では増水などで水が少し濁った笹濁りの状態です。警戒心が薄くなり、餌の食いつきも活発になることから、まさに渓流釣りには好条件なのです。

水質を守りながら、渓流釣りをバックアップ。

奥深い山中にある支流は、行きつくまでの道のりが険しく、ポイントとなる場所も川の流れがシビアになってきます。もっと多くの人たちに気軽に渓流釣りを楽しんでもらいたいと、五十嵐川漁業協同組合では3年前からニジマスなどのトラウトの放流をスタートしました。これにより、支流だけではなく本流でも渓流釣りが可能となり、年々釣り人も増加しているそうです。

本流となる守門川合流地点から白山橋にかけての区間に、40センチ超えのトラウトを9月までの期間に計7回、約1,900匹を放流。これにより、初心者でも渓流釣りを楽しめるスポットへと変化しました。

放流をした魚を狙う釣り人

さらに、2004年7月の集中豪雨による河川の氾濫、上流のダムによる水質の変化を防ぐために、『にいがた「緑」の百年物語』でブナの木を植える啓蒙活動も行っています。緑を育てることで、土砂を防ぎ、水質保全の一旦を担っているのです。

渓流釣り+αが楽しめる下田の魅力。

道具さえ揃っていれば、誰でも気軽に始めることができる渓流釣り。最初は玄人と一緒に行くことで、マナーやポイントなども習得でき、釣りの面白さをより堪能できます。とはいえ、渓流釣りはなかなか難しく、簡単には釣れないのが本当のところ。しかし、下田地区では水質の保全や定期的な放流により渓流釣りの川を作っているため、初心者には絶好のスポットです。特におすすめなのが “白鳥の郷”近辺。駐車場やトイレも完備してあるので、入門にはぴったりです。

車で5分ほどのところにある「道の駅しただ」をはじめ、秘湯の宿、日帰り温泉、オートキャンプ場…渓流釣りの後に温泉でほっこり、釣った魚をキャンプで堪能。渓流釣りを通して、下田の新たなる魅力が発見してみてはいかがでしょうか。

五十嵐川漁業協同組合

電話番号:0256-38-4067
営業時間:午前9時~午後4時
URL:http://www.ikarashigawa.com

白鳥の郷公苑

住所:三条市森町1774番地1
電話番号:080-8834-5467
営業時間:観察舎午前9時~午後4時(11月中旬~3月中旬)